海外で取得したパイロットのライセンスの書き換え方法

パイロットのライセンスの取得には、日本国内での取得と海外のフライトスクールなどで取得したライセンスの書き換えといった方法があります。

パイロットのライセンスについては、日本では国土交通省航空局、アメリカではFAAでそれぞれの国の航空局が管轄しています。

民間航空機の発展に伴って、第二次世界大戦以降、航空機の安全運行や技術の開発や発達を目的に国際民間航空条約が締結され、この条約批准国が加盟した国際機関がICAO(国際民間航空機関)です。

日本もこのICAOの加盟国で、アメリカやカナダなどの他の加盟国と同様なライセンス体系、教育体系をとっており、加盟国間でのライセンスの書き換えが認められています。

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海外で発行されたパイロットのライセンスの書き換えは?

海外で発行されたパイロットのライセンスの書き換えは、申請するパイロットの資格の飛行に関する内容について有効性を認めることが、航空法施行第43条と別表第二に規定されている条件を満たす場合、学科試験や実地試験の一部あるいは全部の免除が認められています。

パイロットのライセンスの書き換えにおいて、航空機の等級限定のみで切り替えを申請する場合には、実技試験の全てを免除されますが、型式限定を必要とする場合には、実技試験の受験が必要です。

パイロットの操縦士の資格である自家用、事業用、定期運送用のいずれにおいても、操縦する航空機の型式の限定条件がある場合は実技試験が必要で、日本国内航空法規については受験を必要とします。

具体的な書き換えについては、それぞれの申請内容によって、多少の違いがあり、航空局の申請窓口での確認が必要です。

パイロットライセンスの書き換えの際に必要なものは?

パイロットのライセンスの書き換えの際に必要なものは、学科試験の法規科目の受験の際に必要な申請書類と、法規科目合格後の申請書類があります。

学科試験の申請には、申請書、納付書、返信用封筒、海外で取得したライセンスの現物とコピーを受験地を管轄する地方航空局に提出します。

法規試験合格後の申請には、申請書、返信用封筒、海外で取得したライセンスとコピー、本籍記載の住民票、写真、合格通知書のコピー、航空経歴書、飛行経歴の必要項目を全て含めたログブックのコピーを、住民票のある住所を管轄する地方航空局に提出します。

パイロットのライセンスの書き換えには、学科試験の受験が必要で、実際に日本国内での飛行には、他にも必要な資格があります。

パイロットの資格と限定条件のライセンスの書き換えについては、実技試験の一部またはすべての免除と法規試験の合格で可能ですが、日本国内での飛行に必要な航空身体検査の合格証明と無線従事者資格の保有は、日本国内でのフライトには必須です。

ICAO加盟国で取得したパイロットのライセンスの書き換え

パイロットのライセンスは、日本以外でもICAO加盟国で取得したものも、日本の法規試験を受験して合格し、航空局へ申請すれば、書き換えが可能です。

ただし、限定条件の型式については、実技試験の受験が必要です。

パイロットのライセンスの書き換えで、日本国内で有効なライセンス保持者となりますが、実際に飛行する場合には、航空身体検査の合格証明と無線従事者の資格を保有しておくことも必要となりますので、その点には注意が必要です。

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