パイロットの機長になるには?必要な飛行時間は?年齢制限は?

エアラインのパイロットの機長になるには、年齢21歳以上で、最低でも飛行時間が1500時間必要です。

自家用パイロットの免許を最年少の18歳で取得したとしても、3年で飛行時間を1500時間以上にする事は現実的には無理ですし、そのほかにも、事業用のパイロット免許の取得等、さまざまに取得する免許や飛行経験を求められます。

いきなりパイロットの機長になることはできず、自家用免許取得、無線従事者資格、事業用免許、計器飛行証明など取得すべき免許や証明書が多数存在します。

しかも、エアラインのパイロットになるためには、現状の日本においては、航空会社への入社せずして取得は無理です。

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パイロットの機長になるには?

パイロットの機長になるには、その前に副操縦士になる必要があり、それには、航空会社へのパイロットや候補生として採用されることが必要です。

そのためには、事業用免許など必要なライセンスを保有して有資格者として採用試験に臨むか、自社養成パイロット募集への応募での採用されるかの方法があります。

有資格者としての採用試験を受験する際には、飛行時間は最低でも250時間程度は保有していることにはなりますので、自社養成パイロットへの応募者よりも、機長への条件としては近づいていることになります。

エアラインのパイロットは、航空法では2名の操縦士が乗務することを義務付けられた航空機の操縦士で、これにあたるパイロットが機長と副操縦士です。

機長になる前に、副操縦士として、機長を補佐する無線交信業務や機長の元での操縦を行いながら、飛行経験を積みます。

副操縦士になるまでに、通常であれば、5年程かかり、仮に25歳で航空会社に採用されたとして、副操縦士になれるのは、30歳前後の年齢です。

副操縦士になった後、飛行業務をこなしながら、飛行時間と飛行経験、そして訓練を受けながら、機長が保有すべき免許取得を目指します。

機長になるには、飛行時間1500時間以上が必要

機長になるには、飛行時間1500時間以上が必要で、自家用免許取得のための訓練飛行時間からの累計の時間が使用できます。

副操縦士になるまでにも、約5年が必要で、そこから機長に昇格するには、平均で約10年かかるといわれています。

つまり、25歳で航空会社に入社したとして、40歳前後の年齢で、機長になれれば、標準的な期間です。

パイロットの飛行業務には、一日、一ヶ月、一年といった期間での飛行時間の上限が定められているため、集中的な飛行時間稼ぎ的な手法をとることができず、仮にできたとしても、内容の伴わない飛行経歴は、意味を持ちません。

エアラインのパイロットになるには、長期間に渡る地道な積み重ねの結果として、機長になる道が開けます。

エアラインのパイロットの機長には、平均で15年程度必要?

エアラインのパイロットに機長になるまでには、訓練開始から平均で15年程度必要で、その間に最低でも1500時間の飛行時間が必要です。

エアラインの機長になれるのは、早い人は30代後半の人もいますが、一般的には40歳前後の年齢でなる人が大半です。

それまでに、航空身体検査が定期的に実施され、常に健康状態に気をつけながら、飛行業務と訓練、そして飛行経験を積むことが求められ続けます。

機長になるには、長期間にわたり、持続した自己管理と知識と技術の習得の積み重ねの継続が必要です。

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