パイロットがつける胸章がもつ意味は?

空港で見かけるエアラインパイロットの制服には、両肩につけられた肩章と左の胸元につけられた胸章の二種類の記章がつけられています。

それぞれの記章のデザインは、パイロットが所属する航空会社によって違いがありますが、基本的なデザインは同様のものとなっています。

パイロットを識別するための記章は、民間のエアラインパイロットでも自衛隊や海外の空軍のパイロットでも使用され、多くの場合、ウイングマークを付与されてます。

航空機の操縦に携わるパイロットが着る制服につけられている肩章とウイングマーク(胸章)について紹介します。

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エアラインパイロットの制服につけられた記章の意味は?

エアラインパイロットには、乗務中に着用すべき制服が定められていて、制服のデザインや色は航空会社によって違いがあるものの、機長と副機長を外見で判断できるように、国際的なルールが存在します。

ブレザーの袖章やワイシャツの肩章につけられた金のモールが、機長は4本線、副操縦士は3本線、訓練中の操縦士要員には金モールがない制服と決められています。

つまり、パイロットが着る制服には、所属する航空会社や操縦士としての立場を、航空機に同乗するクルーや乗客にも簡単に判別できるようにする手段となっています。

そして、操縦士である証が、左胸元につけられたウイングマーク(胸章)で示されています。

パイロットの能力はウイングマークではわからない?

パイロットの制服に付けられた4本線と3本線の袖章や肩章で、機長や副操縦士の判断はできますが、航空士や航空機関士、フライトアテンダントなどにもパイロットがつけるウイングマークに似た胸章が与えられている場合が多く、そのデザインは所属や航空任務の遂行能力によって違いがあります。

パイロットが所属する航空会社や自衛隊の航空隊などから与えられるウイングマークは、パイロットの証しとなっていますが、その飛行業務能力については確認が必要ともいえます。

パイロットにも、ファーストオフィサーと呼ばれる全権と責任を掌握する機長を頂点に、副操縦士、さらに訓練生まで、段階があります。

パイロットの証である胸章と袖章と肩章の4本線

エアラインのパイロットの制服の左胸元には、所属する航空会社から付与された胸章(ウイングマーク)がつけられ、パイロットの証となっています。

翼をモチーフにしたウイングマークは、各航空会社や自衛隊の各飛行隊によってデザインに違いがあり、それぞれの所属する団体の個性と特徴が表れています。

パイロットの証である胸の胸章の他にも、制服の肩章と袖章にある金モールの本数が、パイロットの役職である機長と副操縦士、訓練生が示されています。

4本線が機長、3本線が副操縦士、線がないのが訓練生で、4本線の機長が運航する機体の最高権威者となります。

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