飛行機のパイロットは、コンタクトを使えるのか?

飛行機のパイロットは、コンタクトを使えるのかという疑問は、結論からいえば、使えます。

飛行機のパイロットになるための航空身体検査の視力の条件は、裸眼あるいは矯正視力で、片眼0.7以上で両眼1.0以上となっていますので、メガネやコンタクトは使えます。

実際には、目が良いに越したことはないとはいえますが、パソコンやスマホの普及に伴い、全世代的に視力が低下していて、飛行機自体の性能向上もあり、視力については昔よりかなり緩和されています。

とはいえ、矯正視力でのメガネやコンタクトの使用は認められているものの、レーシックなどは認められていません。

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飛行機のパイロットに求められる視力は?

飛行機のパイロットに求められる視力は、航空身体検査における基準は、大まかに次のようなものです。

前述したように、遠見視力に関しては、裸眼あるいは矯正視力で、片眼0.7以上で両眼1.0以上という基準です。

メガネを使用した矯正視力の場合、各レンズの屈折度が±8.0ジオプトリー以内という基準です。

コンタクトの使用についても、オルソケラジーと呼ばれるコンタクトレンズによる屈折矯正術での矯正を行なっていない条件があります。

オルソケラジーは、コンタクトレンズによる視力回復術の一つで、オリンピックの吉田選手が使用したことでも、有名になりましたが、このコンタクトの使用はパイロットには認められていません。

あくまで矯正視力のためのコンタクトの使用のみが、認められています。

実際の航空会社での基準は?

航空身体検査での基準は、前述のようになっていますが、航空各社での採用基準は多少違います。

JALやANAの視力条件は、裸眼、メガネやコンタクトでの矯正視力いずれかで視力が1.0以上となっていて、航空身体検査より少し厳しくなっています。

しかも、両社で矯正メガネのジオプトリーに違いがあります。

JALの場合は、ジオプトリーが-5.5~+2.0となっています。

ANAの場合は、ジオプトリーが-4.5~+3.5となっています。

いずれも、航空身体検査と若干違いがありますので注意が必要ですが、コンタクトの使用自体は認められています。

その他の航空会社の基準は、興味がある会社の資料等で確認してみることをおすすめします。

飛行機のパイロットに緩和された視力条件

飛行機のパイロットに求められた視力は、昔はメガネやコンタクトといった矯正視力ではなれませんでした。

現在では、航空機の性能向上やその他の要因から、パイロットの視力条件が緩和されていて、メガネやコンタクトといったものを使用した矯正視力が認められています。

とはいえ、使用するメガネやコンタクトの度数には、制限がありますので、注意が必要です。

エアラインを目指す場合には、各社の募集条件の確認が必須です。

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