パイロットになるには、まずは自家用操縦士の免許が必要で、その受験資格には17歳以上という年齢の条件があります。
17歳という受験年齢は、固定翼の自家用操縦士の場合の最低年齢で、滑空機の場合は16歳以上という最低年齢の条件があります。
航空会社でパイロットになるには、それぞれの入社試験の実施要領で違いがありますが、年齢の制限については、新卒採用の場合のみで、有資格者については、年齢の条件よりも飛行経験の方が重要となってきます。
パイロットになるには、年齢が若い方が有利であることは間違いなく、年齢が上がれば、それに準じた飛行経験が問われます。
パイロットになるには、年齢の条件も?
パイロットになるには、年齢の条件は、操縦士養成機関によって違います。
自費での訓練を受けて、自家用操縦士、事業用操縦士、計器飛行証明などといった資格を取得する場合は、前述のように年齢が17歳以上であれば、受験することが可能です。
エアラインのパイロットになるには、航空大学校に入校する場合、大学二年次修了という条件と年齢が25歳未満という条件があります。
航空会社の自社養成パイロットになる場合には、各航空会社の試験要領に示された年齢の条件となります。
自衛隊の操縦要員としての採用条件にも、高校や大学の卒業者に対して、年齢の上限が設定されています。
年齢条件を考えないで、パイロットになるには?
年齢条件を考えないで、パイロットになるには、パイロットに必要な資格とカテゴリーに適応した飛行経歴を保有することです。
これには、それなりの訓練費と時間が必要で、自己負担でやるとなると大変です。
海外のパイロットの場合は、高校生くらいから自家用操縦士のライセンスを取得し、上位ライセンスを取得しながら、飛行時間を増やしながら、挑戦していきます。
その結果として、保有資格と飛行時間と経験を持って、航空会社にパイロットとして入社することが通例ですが、日本のシステムでは、このなり方は少数派です。
自費での訓練による資格取得からの飛行経験は、航空機の使用事業会社等で実績を積むことが可能です。
その上で、エアラインなどのメジャー航空会社への就職試験を受ける場合には、新卒者同士の学力や体力の比較審査とは違い、それまでの飛行経験や実績での競争になります。
パイロットになるための年齢は?
パイロットになるには、年齢が17歳以上であれば、自家用操縦士のライセンスを取得するための試験を受験できます。
エアラインなどのパイロットの定年年齢は、現在では、65歳とされています。
パイロットになるには、最低年齢と上限年齢が規定されていて、これに加えて航空身体検査を通過できる身体状態が前提です。
パイロットになるには、各養成機関によって、年齢の制限が課せられていて、自分の選択する訓練機関の募集要項を確認しておくことです。
自費での訓練をする場合には、それほど年齢を考慮する必要はありませんが、飛行経歴と身体状況が問われてきます。