パイロットの免許の種類と必要な費用

パイロットの免許には、自家用操縦士と事業用操縦士、そして定期便のエアラインの機長資格である定期便運送操縦士といった種類があります。

自家用操縦士は、無報酬での飛行、つまり趣味で小型飛行機やヘリコプターの操縦をすることや、ジェット機を操縦することも可能です。

パイロットの資格は、操縦する飛行機やヘリコプターの種類によって発行されますので、その種類ごとに免許が必要です。

そのため、制度的には、飛行機の単発エンジンから訓練して双発機、タービン機、ジェット機と操縦できる航空機の限定を解除していくことで、自家用の免許だけでも、大型の飛行機を趣味として飛行させることは可能ですが、現実的ではありません。

パイロットの免許の取得には、高額な費用と時間が必要で、養成訓練の受け方によってもかかる費用が違ってきます。

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パイロットの免許の取得の費用は?

パイロットの免許の取得の費用は、訓練に使用する機材と燃料費などの違いでかなり変化しますが、一般的には、一時間当たりの訓練機のレンタル料と指導料が養成所によって決められていて、その単価と必要とする訓練時間の積算によって、概算の費用を算出しています。

例えば、飛行機の自家用パイロットの免許の取得には、セスナ機と呼ばれる小型のプロペラ機で飛行訓練を行います。

免許取得には、最低飛行時間40時間が必要ですが、この訓練時間でのパイロットの免許取得は現実的ではなく、海外訓練の場合は60時間程度、日本国内だけでの訓練では100時間程度が必要です。

日本での飛行訓練費用には、時間当たり5万円程度が必要で、単純計算で約500万円程度、海外の場合は時間あたり1万5000円程度ですので、約90万円程度の費用が必要です。

これに、座学訓練や事務手続きの手数料、教材費などさまざまな費用が加算されますので、トータルの訓練に必要な費用は、かなりの高額です。

訓練に使用される単発レシプロエンジンのプロペラ機は、費用が安いために選択されていますが、上述の訓練費用が必要で、上位機種の航空機の種類においては、さらに費用がかかります。

パイロットの免許の取得には?

パイロットの免許の取得には、エアラインのパイロットを目指す場合には、航空大学校や私立大学のパイロット養成コースでの免許取得や、民間の操縦士養成訓練をしている航空機使用事業会社などでの取得の方法があります。

航空大学校以外の養成機関では、海外の提携訓練校との連携をはかることで、訓練費用の軽減をはかっていますが、それでも、2000万円近い費用がかかります。

プロのパイロットとして必要とされる免許は、事業用操縦士と計器飛行証明が必要とされ、定期便運送用操縦士の免許は、事実上航空会社に入らなければ、取得は難しい免許です。

免許取得には、飛行経歴と総飛行時間が受験条件として定められていて、飛行機の事業用免許の試験を受けるまでに200時間は最低必要です。

つまり、前述の飛行訓練の時間単価で計算すると、日本国内だけの場合は約1000万円、海外の場合でも約300万円が最低でも必要です。

これらを踏まえて、海外と連携した訓練を実施することで、民間のパイロット免許取得費用が、トータルでも約2000万円近く必要となるわけです。

パイロットの免許取得には費用と時間が必要?

パイロットの免許取得には費用と時間が必要で、海外で取得する場合には、自家用で約3ヶ月、費用として約200万円程度が必要です。

自家用、事業用、多発限定、計器飛行証明といった種類の免許があり、それぞれに訓練費用と時間が必要です。

免許は、航空機の種類ごとに取得する必要があり、それぞれの限定条件をはずしていく事で、さまざまな機種の操縦も可能ですが、高額な費用を捻出する必要があります。

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