パイロットの免許と機種の関係

パイロットの免許は、取得する際の訓練機の機種によって発行される免許の種類が違います。

パイロットの免許を取得する際には、日本国内での訓練の場合は、操縦練習許可証の発行を受け、飛行訓練を受けますが、この時訓練に使用する機種が、例えば、セスナ172という機種であれば、訓練完了後のパイロットの免許は、自家用操縦士飛行機陸上単発レシプロといったものになります。

パイロットの免許は、訓練に使用される機種が、航空機のどの種類かによって、その種類ごとに操縦士の資格が記載されます。

そのため、訓練に使用される航空機の種類と操縦士の資格は、免許で関連づけた記載がされています。

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パイロットの免許は?

パイロットの免許は、どの航空機の機種で訓練を始めるにしても、最初に取得する資格は、自家用操縦士の免許です。

航空機には、飛行機、ヘリコプター、グライダー、飛行船といったカテゴリーに分類され、それぞれに、細分化された等級が設定されています。

前述のようなセスナ172といった機種は、航空機の種類では飛行機に分類され、エンジンがひとつなので単発、レシプロエンジンなのでピストン、着陸場所が陸上といった細分化された等級として単発ピストン陸上といった種類の免許の表示になります。

エンジンの数やエンジンのシステムの違い、着陸場所などで、航空機の種類の中でも細分化されています。

免許取得のために使用する機種が、どの種類のどの等級に分類されたものであるかによって、発行される免許の種類が変わってくるわけです。

その機種を操縦する操縦士の資格が、報酬を得るだけの技量を備えているかどうかを示すのが、自家用と事業用、そして定期便運送用の操縦士の違いです。

自家用と事業用の資格では、大きな違いは、報酬を得る目的の飛行ができるか否かにあります。

航空機の等級は?

航空機の等級は、飛行機には、航空法で、固定翼陸上単発ピストン、固定翼陸上多発ピストン、固定翼水上単発ピストン、固定翼水上多発ピストン、固定翼陸上単発タービン、固定翼陸上多発タービン、固定翼水上単発タービン、固定翼水上多発タービンと8種類に分類されています。

ヘリコプターでも同様に、8つに分けられていて、これらの分類にあたる機種を訓練に使用することで、免許の取得が可能になります。

ちょっと現実離れしていますが、セスナ172で自家用操縦士の免許を取得し、多発限定免許、多発タービン免許とジェットへの移行訓練に対応した機種での訓練を受ければ、自家用操縦士の免許だけでも、あらゆる機種の操縦が可能ということもいえます。

実際には、自家用操縦士の免許取得後は、各免許に対応した機種での上位免許取得の訓練をすることで、操縦士資格もあげていきます。

つまり、訓練に使用する機種が、どのカテゴリーでどの等級かということが免許取得には、重要です。

パイロットの免許の機種

飛行機の機種には、セスナ152やセスナ172など、ヘリコプターの機種には、ロビンソンR-22やロビンソンR-44など、さまざまにあります。

これらの機種の中で、操縦したい機種がどの航空機の種類の等級に所属するかで、取得すべき免許は違ってきます。

つまり、機種が航空法上の分類のどこに割り当てられているか、それによって、免許が限定されます。

バイクの免許のように、いきなり大型二輪の免許取得ができないのと同様、航空機の世界も同様の免許制度がとられています。

パイロットの免許には、訓練に使用する機種の所属する航空機のカテゴリーと等級や型式と関連づけられています。

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