パイロットのライセンスをアメリカで取得するには、航空訓練学生として留学する必要があります。
アメリカは、航空先進国として広大な国土と小型機の訓練環境に最適な空港が多く存在しています。
自費でパイロットのライセンスを取得しようと考える場合、日本での訓練費用に比べて、アメリカの方が安く取得することが可能です。
アメリカのフライトスクールと提携した航空機使用事業会社も日本国内に多く存在しており、それらの仲介を受ける留学が一般的です。
アメリカに航空訓練学生として留学するには?
アメリカに航空訓練学生として留学するには、M-1ビザと呼ばれるものが必要です。
これを取得するには、パイロットのライセンスを取得するために訓練を受けようとするフライトスクールや航空学科を持つ大学からの受け入れ証明とされるI-20を大使館や領事館に申請して、受理されることで、ビザが発給されます。
自家用のパイロット訓練のための短期留学においても、M-1ビザでの渡航が必要です。
テロ対策の一環として、2004年10月以降、アメリカの運輸安全局から指定を受けているフライトスクール以外では、ビザが発給されませんので、注意が必要です。
アメリカでの訓練する場所を探す?
アメリカでの訓練する場所を探すには、現在では、ウェブや現地フライトスクールと提携関係にある朝日航空や本田航空といった日本の航空機使用事業会社の養成機関を保有しているところで情報を得ることが、最も有効です。
アメリカ国内には、かなりの数のフライトスクールが存在しており、日本法人との提携関係を持つスクールから選択したほうが無難です。
パイロットのライセンス取得訓練には、訓練期間の滞在場所の確保や移動手段等々、考慮すべき点が多々あり、それらを自分で全てこなすことは、かなり難易度が高いといえます。
専門の留学斡旋をしてくれる信用できる業者の選定基準を見つけることが、最も重要です。
アメリカのフライトスクールでは、単独飛行を開始する前に、航空身体検査にあたるメディカルチェックが行われ、その合格を受けて訓練シラバスに従った訓練が実施されます。
必要要件を満たすと、FAAの試験官による学科の口述試験と実技試験が実施され、合格することでライセンスが発行されます。
アメリカでパイロットのライセンスを取得するには?
アメリカでパイロットのライセンスを取得するための学科訓練や飛行訓練の内容は、日本国内での訓練と同様のことが実施されます。
その前提条件として、アメリカ国内に受け入れてくれるフライトスクールや大学を選定する必要があり、航空訓練学生としてのビザの発給を受ける必要もあります。
アメリカのニューヨークでのテロ以降、パイロット訓練生の受け入れは厳しくなっていて、フライトスクールについても、TSAによって認められたものでなければ、ビザが発給されませんので、注意が必要です。