飛行機のパイロットが使用するメガネについて

飛行機のパイロットが使用するメガネには、飛行に必要な身体条件を満たすための視力矯正のメガネと、コクピット内に入る太陽光線や紫外線から目を守るためのメガネがあります。

パイロットに求められる視力は、裸眼視力1.0以上といった矯正視力での飛行が原則認められていない時代には、飛行時の太陽光線の眩しさの軽減や目の保護の目的でのサングラスのみが使用されていました。

今でも、パイロットサングラスといったメガネは、多くのパイロットが使用しています。

それに加えて、矯正視力での飛行が認められた今日では、メガネをかけたパイロットの存在も多くなっています。

スポンサーリンク
pilot-manabuレクタングル大

飛行機のパイロットが求められる視力は?

現在の航空法によれば、航空身体検査での遠見視力の基準は、各眼で0.7以上及び両眼で1.0以上の遠見視力を有することと、各眼について、各レンズの屈折度が±8ジオプトリーを超えない範囲の常用メガネにより、各眼0.7以上、かつ、両眼で1.0以上に矯正できることとなっています。

つまり、飛行機のパイロットになるためには、メガネを使用することが認められています。

そのため、矯正視力での飛行をするパイロットの場合、度付きのサングラスやメガネを必要とします。

上述の条件以外にも、航空身体検査では視力に関してさまざまな条件があり、航空会社の採用基準は違いますので、その点は注意が必要です。

飛行機パイロットのサングラス

飛行機のパイロットがかけているメガネといえば、映画トップガンや、テレビドラマのGOOD LUCKといったパイロットの映像に登場するサングラスが印象にある人も多いと思います。

パイロットサングラスとして、レイバンが有名ですが、マッカーサーが飛行機から降りる際の映像からかもしれません。

レイバンのサングラスは、1930年代中盤にアメリカ空軍のパイロットのためにデザインされ、採用された経緯があります。

そのため、パイロットのメガネといえば、レイバンを連想する人も多いと思います。

現在の飛行機のパイロットが使用するメガネの多くは、コクピット内にはいる紫外線による計器類の色の変調に対応するためのメガネを使用しています。

コクピット内は、航空機種によって窓の条件が異なり、UVカットされているものとそうでないものがあります。

その影響を軽減する目的と、パイロット自身の目の保護のためにメガネ、あるいはサングラスを使用しています。

飛行機のパイロットが使用するメガネ

飛行機のパイロットが使用するメガネは、視力矯正用のものと、太陽光線の強すぎる日差しからの目の保護や、計器類を見やすくする為のサングラスがあります。

飛行機の性能向上によって、パイロットの遠目視力の基準緩和に伴い、メガネの使用による矯正視力での飛行が可能となっている現在では、パイロットの使用するメガネは、常用のものとサングラスに広がっています。

パイロットの所属によっても、使用するメガネはさまざまですが、サングラスのレンズに調光レンズを選択している人が多いようです。

スポンサーリンク
pilot-manabuレクタングル大

pilot-manabuレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする